–◉–自尊心が満たされている大人の“普通”
「心のブス状態」=自尊心が低い状態の思考回路には、ある程度共通点がありますが、
比較するために『心が健全で、自尊心が満たされている=前回の心がまん丸の大人』の例をあげます。
以前の「心のスッピン美人」の記事にも書いた通り、
自分と周りの好きな人と人生を何より大切にし、優先します。
自分を愛するのが普通ですし、自分の氣持ちに素直で、
言いたいことを言い、聞きたいことを聞き、
やりたいことをやり、やりたくないことはやりません。
楽しかったら笑い、悲しい時は泣きます。
自分の基準に従い、他人ではなく自分の意見を採用します。
毎日楽しく笑っていて、悩みなんてほとんど発生しません。
(たまに無くしモノするとか、欲しいモノが売り切れとかいう程度)
何か問題が起きたときでも『戦う』と『逃げる』の間にある、たくさんの選択肢から対処法を選ぶことができます。
まずは落ち着くことにつとめ、
すぐに(過剰に)反応せず、
すぐにわかりやすい答えに飛び付かず、
説明したり理解しつつ話し合い、
色んな視点で考えて、
折衷案を出したり、
多少妥協したり、
パターンをいくつか想像してみたり、
時間をかけて結論を急ぎすぎない。
といった対応ができます。
ちなみに序盤に挙げた貯金ないとか独身とかであげた例に該当していても、心が満たされている人は、サッサと自分で考えた結果、落とし所を見つけて悩まない方が多くいらっしゃいます。
–*–心をまん丸に戻すために
シリーズの前半で、人の心は本来まん丸がデフォルトなので、欠けを埋めようとすると書きましたが、
埋めるという表現は、安心を自分の外側から持ってくることになります。
安心の材料は、お金(仕事)人間関係(家族・友人)など人それぞれですが、外側から埋めることは本質的な安心につながらないことが大半です。
なぜなら、なくなることもあるし、上には上がいるし、
何より、自分以外の何かに心の最もデリケートな部分を預けることこそが、不安定に感じませんか?
心をまん丸にするためには、
自分の内側から心に愛情をかけて
満たしてあげること
が一番早くて確実です。
そして愛情というのは、人でも言葉でも事柄でも物でもなく
自分の体内に生まれる【感覚】のことを指します。
大切なので何度も言いますが、
ヒトは本来まん丸の心で生まれてきています。
それはそれは可愛らしい、ツルッツルのまん丸で光り輝いた心です。
心が欠けた原因はあなたが悪いわけではないですし、
今たまたま「心がブス」状態になっているだけです。
『あなたは、あなたのままでいい。』
お節介かもしれないけど、心がまん丸なあなたを、私は信じています。
–*–シリーズを通して伝えたかったこと
そこそこの長編になってしまいましたが、
【Mindに対するアプローチの最適解シリーズ】いかがでしたか?
大切なことは、
心にまつわる知識や手法はいずれも担う分野が異なるので、全部あっていいし、良い悪いではない、『人間ってそういう仕組み。』ということです。
美容における「キレイになりたい」「美しくありたい」という目的は同じでも、
スキンケアとメイクアップにおいて、
たくさんある製品を使い分けていたり、
自分の肌タイプに合ったアイテムや手法を見つけるなど、
普段から、使う順番や効果について(何となくでも)理解されていると思います。
どんなに成分が良いモノや高価なものであっても、
化粧水の後にファンデーションを使うことはありませんし、
チークの後にクレイパックをすることはありません。
↑こんなことをしてしまったら、効果が出ないどころかキモチわるって感じですよね、笑。
でも心に対するアプローチでは、こんなことを知らずにやってしまうのです。
乾燥肌の方なら「サッパリ」より「しっとり」タイプを選ぶでしょうし、
脂性肌の方なら「しっとり」より「サッパリ」タイプを選ぶでしょう。
メイクアップに関していえば、下地や日焼け止めの後の順番は人それぞれかもしれませんが、
特にスキンケアは、販売元が違っても使う順番はおおよそ決まっています。
これらのような一般的な成人女性なら常識的な情報も、
心にまつわる情報に関することは断片的にしか知られてないと思ったからです。
心も「幸せでいたい」「心地よくありたい」という目的は同じなんです。
「自分の性質に合わせて、必要な知識や対処を正しい順番と量で毎日コツコツと積み重ねる。」
そんな視点で、心の知識の取捨選択が必要だと私が考えています。
情報が無料ですぐに手に入る現代ですから、混乱したり振り回されたり翻弄される方がいらっしゃるかもしれません。かつての私も、そんな一人でした。
心の知識を賢く使える人が増えるように✨
このシリーズで書いてきた視点が、少しでもお役に立てば嬉しいです^^
Mindに対するアプローチの最適解シリーズ
#01:Mindへのアプローチを、お顔の手入れに見立てる。
#02:自分に取り入れる情報の、分別基準を身につける。
#03:取り入れた学びが与える、影響の範囲を理解する。
#04:アプローチ(手法)とは、手順+方法でしかない。
#05:「心のスッピン美人」“も”得をする。
#06:諸悪の根源である「心のブス」状態、原因はコチラ。
#07:万病のモトである「心のブス」状態、症状はコチラ。
#08:根本的要因である「心のブス」状態、構造はコチラ。
#09:「心のブス」から「心の“スッピン”美人」への、最適解。←今ココ