前回までで、自分の内側に向けたアプローチと外側に向けたアプローチについて書きましたが、今回は内側と外側それぞれにアプローチした場合に影響を与える範囲について書きます。
–◉–影響を与える範囲
Care…
自分の内側・感じることなので、幸せに関する範囲に影響を与える。
Make…
自分の外側・与えることなので、成功に関する範囲に影響を与える。
もちろんアプローチの種類によって一概にはいえませんが、あながち大きく外れていることはないと思います。
ここが最も誤解されやすいところで、
「ありのままの自分」
「頑張らなくていい」
「人生には意味がある」
という思考は、
氣分を楽にしてくれたり納得しやすくて行動に繋がりやすいという利点はありますが、直接的に成功につながるわけではありません。
反対に、
「まずは行動しよう」
「強みを活かそう」
「継続は力になる」
という思考は、
行動をする際により効率的で高い結果を生み出すことは多いでしょうが、直接的にあなたの幸せにつながるかは実際わかりません。
このように、幸せと成功のどちらに対するアプローチなのか認識しないまま目先の情報に飛びついてしまうと、段々わけがわからなくなって混乱につながります。
これまでの記事を参考にしていただき、判別して取り入れていただくことをオススメいたします。
–*–仕組みを学ぶこと
今回はお顔へのアプローチがスキンケアとメイクアップによって違うことを強調した内容になっていますが、
お肌やメイクの仕組みそのものを知ることにも置き換えられます。
例えば、
お肌には表面層と真皮層などに分かれている構造があることや、 ターンオーバーという1ヶ月ぐらいで生まれ変わる機能があります。
これをマインドに置き換えるなら、
人は同じ事柄を見ていても解釈が違うとか、感情は一定時間経てば消えるといった、仕組みそのものを知ることです。
これによって、何かが起きたときに、物事の背景への理解が深まり落ち着いて考えることができるという能力が身につきます。
他にも、
メイクでは強調したい部分には光を、目立たせない部分には影を乗せるというセオリーや、顔立ちのバランスを目の錯覚を利用して調整するといったテクニックがあります。
これをマインドに置き換えると、
強みや魅力は必ずしも前面に押し出す必要はないとか、エネルギーを優先順位をつけて配分する工夫につながります。
これらは、もてる能力を全部出すのが正解なのではなく、伝えたいことは表現し、余分なものは省くというデザインの思考が身につきます。
–*–診断(鑑定)を受けること
ちなみに、お肌の肌質診断やメイクの骨格診断など、属性に合わせたアプローチがたくさんあると思いますが、
マインドに置き換えるなら、
MBTI診断やストレングスファインダーなどの選択式素質分析や、数秘術とか占星術などの「持って生まれた生年月日」や名前などを元にする占いといわれるものを参考にしている方も多いと思います。
それら自体に是非はありませんが、鑑定結果を取り入れる際に重要な視点があります。
それは、
『要素同士の組み合わせ方の最適解であって、絶対的な正解ではない』
ということです。
自分の鑑定結果において、成功パターンの例は鵜呑みにせず、
「これをしてしまったら上手くいかない」 という
失敗パターンの方を参考にした方が、
鑑定の正解に囚われることなく、柔軟な視点で自分らしい幸せや成功を見出すことができるからです。
かつての私もそうだったのですが、自分の才能や強みと言われると、
『それを何としてでも活用しないと!』と思い込みがちなのですが、
実は使うも使わないも自由に選択できるからこそ強みなんですよね。
意外と盲点になる部分なので、良ければ参考にしてみてください。
Mindに対するアプローチの最適解シリーズ
#01:Mindへのアプローチを、お顔の手入れに見立てる。
#02:自分に取り入れる情報の、分別基準を身につける。
#03:取り入れた学びが与える、影響の範囲を理解する。←今ココ
#04:アプローチ(手法)とは、手順+方法でしかない。
#05:「心のスッピン美人」“も”得をする。
#06:諸悪の根源である「心のブス」状態、原因はコチラ。
#07:万病のモトである「心のブス」状態、症状はコチラ。
#08:根本的要因である「心のブス」状態、構造はコチラ。
#09:「心のブス」から「心の“スッピン”美人」への、最適解。